母「あんた、お友達の結婚式、今週の日曜だったわよね?準備は大丈夫なの?」
息子「もちろんバッチリだよ。3万円のご祝儀も新札で用意したし、それに見てよ、このストライプシャツ!カッコイイだろう?」
母「…」
息子「え!?このシャツだめなの?」
結婚式にストライプシャツを着ようとした息子に絶句した母。さて、ストライプシャツはなぜ結婚式ではNGなのでしょうか?
ストライプが結婚式でNGな理由とは?
誰もが経験する初めての家族以外の結婚式。私は23歳のときで招待してくれたのは同じ会社の女性の先輩でした。一歩大人に近づいた気持ちで緊張しながらも高揚していたのを思い出します。
せっかくだからオシャレしたい。バシッとキメてみたい。そう思って気合いを入れて選んだストライプシャツがダメって言われても、納得できない気持ちわかります。なぜストライプシャツは結婚式でNGなのでしょうか。
それは「柄物はフォーマルではない」からです。フォーマルとは「公式の場から社交の場において、人間関係を円滑にするために決められた礼儀作法(一般社団法人日本フォーマル協会)」のこと。身に付けているものがどれだけ格好良くても、社交ルールを知らなければそれだけで「ダサい」のです。せっかく招待してくれた新郎新婦にも恥をかかせてしまうことになりかねません。それだけは避けたいですよね。
結婚式では派手よりも上品な男がカッコイイ
「フォーマルはわかったけど、黒礼服と白シャツでないとダメなの?」
「親族ならわかるけど、友人としての出席だから少しオシャレがしたい」
実は、黒礼服と白シャツの組み合わせは日本だけの文化のようで、外国人には「マフィアの集団」にしか見えないという話もあるくらいです。正しいフォーマルを理解して、派手さではなく上品さにとことんこだわりましょう。
まずはスーツ。色はネイビーかチャコールグレーがオススメです。ストライプにしたければ色柄ではなくシャドーストライプにしましょう。そしてサイズ。クールなデザインのピチピチよりも、安くても身体にフィットしたものの方が確実に品位を感じます。スーツは肩で着る、というイメージが大切です。
次に小物。ネクタイは派手すぎず少し光沢のあるシルバーのネクタイがよいでしょう。常識になっている白ネクタイ。実はこれ厳禁なのです。忘れがちなのが靴と靴下。基本は黒で、靴はしっかり磨きましょう。お金をかけることだけがすべてではありません。足元は意外と見られています。
ではシャツはどうしましょう。
これがオススメ!サックスブルーの織柄ストライプ
「せっかくだからオシャレしたい」という気持ちに応えて、とっておきのアイテムをご紹介します。品位とセンスで勝負するオススメシャツは、ずばりサックスブルーの織り柄ストライプシャツです。
色柄ではなく織柄のストライプならばフォーマルとして許容範囲です。色柄に比べたら大人しいけれど、無地にはないアクセントが効いています。色はサックスブルー。フォーマルでは白が基本ですが、サックスブルーなら主張しすぎずフォーマルな場に似合う上品なセンスが感じられ印象に残ります。
サックスブルーの織柄ストライプシャツでクールに決めれば、新郎新婦を上品に祝福できること間違いなしです。